フェアトレード&コーヒー講座

今年度の啓発事業第一弾として、「フェアトレード&コーヒー講座」を開催しました。

講師は、盛岡市で自家焙煎コーヒー店を営まれている福井先生。
コーヒー講座の講師としても活動されています。

前半はフェアトレードの歴史や現状について学びました。

お店で扱っているのは東ティモール産のフェアトレードスペシャルティコーヒー。 現地在住のHiloko Gipsonさんにも、現地の産業や暮らしの様子、コーヒー生産等についてSkypeでお話をうかがいました。

東ティモールは九州のずっと南、オーストラリアの北側にある島。 日本との時差はなく、独立して12年と世界で2番目に新しい国です。 400年以上ポルトガルの植民地となっていて、その後インドネシアの武力侵攻を受けて戦闘状態にあったため、教育を受けることができず、主力産業がなく開発もされていないそうです。住民の多くは現金収入がなく、飢餓状態で大変な生活を余儀なくされているため、ジャングルの中から野生に近いコーヒーを収穫し、出荷することは貴重な現金収入となります。先生とHilokoさんのやりとりから、具体的な現地の生の様子を知ることができました。 そして後半は、誰でもおいしく淹れられるコーヒー実習!

「スペシャルティ」は世界で生産される5%以下。 現地は標高が高く、寒暖の差がコーヒーに適しており、しかもブルーマウンテンと同種類で大変味が良いのだそうです。 そんな貴重なコーヒーをお持ちいただきました!

生豆と焙煎した豆。 生はほとんど香りがしませんが、焙煎後は挽く前から香ばしい香りがしています!

お湯は熱すぎず、ヤカンの底に触れられる程度が適温。 注ぎ方や人数による豆の量の調節なども説明していただきました。

この日のために準備してくださったお菓子でカフェタイム♪ 先生からいろいろなお話を伺って、楽しい時間を過ごすことができました。

日  時: 9月13日(日) 10:00~12:30
会  場: 金ケ崎町街地区生涯教育センター 和室、調理室
参加者: 12名
講 師 : 自家焙煎珈琲豆 cafe302 福井和彦さん
主 催 : 当協会


金ケ崎町国際交流協会(KiFA)

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