ユニセフ講座「ルワンダから学ぶ大切なもの~命・平和・教育~」


NPO法人「ルワンダの教育を考える会」理事長の永遠瑠(トワリ)・マリールイズさんを講師にお迎えしてのユニセフ講座に参加しました。

現在は日本国籍を取得し家族で福島に在住しているマリーさんですが、最初にルワンダから来日したのは1993年5月のこと。福島の専門学校で洋裁の研修と日本語の学習をし、翌94年2月に帰国しました。

 

しかしその直後の4月に内戦が勃発。ルワンダの自宅周辺も爆弾が落ちるなど戦闘状態となり、小さな子ども達を抱えながら生まれ故郷のコンゴ難民キャンプに身を寄せます。その後日本の知人を頼り、12月に留学生として再来日することとなりました。


再来日後はNPO法人「ルワンダの教育を考える会」を立ち上げ、現地の子ども達のために学校を設立し支援を行ってきましたが、2011年3月の東日本大震災で被災し仮設住宅住まいを余儀なくされます。その苦境の中でも、避難所や仮設住宅でのボランティア活動を続けながら、全国を回り命の尊さや教育の大切さを訴え、またルワンダとも行き来し支援を続けているマリーさん。その活動の原点は、小学校1年生の5月に学費が払えず、泣きながら学校を追い出された級友たちを見てショックを受け、子どもが追い出されない学校を作りたいと思ったことなのだそうです。集まった方々は驚きと感嘆の声を上げながら熱心にお話に聞き入っていました。

日 時 7月29日(土) 10:30~13:00
会 場 いわて県民情報交流センター(アイーナ)6階 団体活動室1
主 催 岩手県ユニセフ協会
共 催 (独)国際協力機構(JICA)東北支部

金ケ崎町国際交流協会(KiFA)

国際交流と国際理解のきっかけ作りをお手伝いする民間団体です