第7回KIFAクラブ

キルトの会

大型のキルトが壁面を飾り、「キルトの会」が開催されました。キルト歴20年の講師、渡邊麗子さんの自己紹介では、師事している先生のお話や、最初に作ったキルトのお話がありました。そして様々なデザインのキルト作品など、実物を見せながらの説明に皆、聞き入っていました。国内外のキルトコンテストに入賞した作品で、日本的な図柄のモチーフは、海外に人気との事で、1年以上も貸し出していたとの事です。花札の絵などで有名な「小野道風とカエル」のモチーフのお話なども、日本人としても興味深く聞きました。アメリカで入賞した「葡萄のリース」のキルト作品もすばらしく、それを作成していた時のお気持ちもお話され、キルトに込めた思いが、作品に表れたのだと感じました。三角の生地を六角形にハギ合わせ、それをつなぎ合わせた上に、さらに葉やブドウ、昆虫などのアップリケを施すということで、皆その作業量の多さにも圧倒されていました。海外の表彰式の話では、表彰状ではなく、現金が手渡されたとの事で、日本の表彰式とのやり方の違いを面白く感じたとのお話もありました。ユネスコの無形文化遺産に認定された秋田の「西馬音内盆踊り」のキルトもあり、それは日本的な美しさで、モチーフ選びに感心しました。一通り展示作品を説明された後で、参加者によるコースター作りが始まりました。先生より作り方を教わった後、無心で針を運び、コースターを完成させた方もいらっしゃいました。残りは各自、家で完成させる形にはなりましたが、一つの作品を作る楽しさを感じた会となりました。


日時:令和4年12月6日(火)

    10:00~12:00

会場:金ケ崎要害歴史館 多目的室

参加者:22名

(内講師1名・事務局3名)



金ケ崎町国際交流協会(KiFA)

国際交流と国際理解のきっかけ作りをお手伝いする民間団体です