青年海外協力隊OVの亀井貢さんに、今年2度目の国際理解講座を永岡小学校の5、6年生に実施して頂きました。現在、パプアニューギニアの現地におられるご友人の青年海外協力隊員 鈴木健斗(けんと)さんと戸高將(まさ)さん、そして時差の関係でジョージアの朝5時過ぎより出演して頂いた須田百合有(ゆりあ)さんとZOOMでつながることができました。子供たちはタブレット端末を臆することなく使い、QRコードを読み取り、接続の仕方を確認していました。亀井さんは、自己紹介とメンバー紹介の後、日本、パプアニューギニア、ジョージアの国の位置を説明され、続いて現地の戸高さんがパプアニューギニアのお祭りや、小学校の教育について話されました。
算数の教育では、数図ブロックの代りに、道端に捨てられているペットボトルのカラフルなキャップを利用するとの事。
5年前に初めて国定教科書が作成されたとのことで、130年ほど日本より遅れているのですが、現地の子どもたちの写真を見ると、生きる上での心の豊かさを感じました。戸高さんは小学校教師の指導も行っており、授業の始まりが先生同士のおしゃべりでずれ込んだり、突然のお休みで、授業が3/4ほどしか進まない現状に困ったりするそうです。しかし、逆に人のおおらかさや温かさも感じているようでした。生徒の質問で、「パプアニューギニアに初めて行ったときは、どんな国だと感じましたか?」に対し、高校の農業指導をしている鈴木さんが、「行ったことがない国だったので少し怖かった。」と率直に言われ、青年海外協力隊員の勇気を感じました。
また、ジョージアに関する質問で、「どのような国ですか?」に対して、須田さんが、「歴史が長い。旧ロシアなので、ロシアに似ている。キリスト教が大半で、ヨーロッパ人のよう。」と回答。また、「仕事をしていて印象に残った事は何ですか?」に対しては、「シグナギ市役所でマーケティングの仕事を2週間しているが、皆、自分の仕事をマイペースでしている。時間がゆったりしていて、始まる時間が決まっていない。」とのことでした。「ジョージアの人たちはワインが大好きで、お昼時間にも飲んでいる。」という亀井さんのお話もあり、日本とはペースの違う生き方をする人たちがいる事を実感しました。
生徒の質問は全部で16問あり、授業時間は延長しましたが、子供たちがパプアニューギニアや、ジョージアに興味を持ち、世界をZOOMで体験する事が出来てよかったです。亀井さんのご尽力で、世界で活躍する方々3名をこの講座にお招きする事が出来ました。この場を借りて感謝申し上げます。
日 時:令和7年6月23日(月)
10:40~11:25
場 所:永岡小学校 音楽室
参加者:5年生11名
6年生12名
担任の先生、校長、副校長
講 師:亀井貢(カメイミツギ)
事務局:1名
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