今回は谷地下地区の皆さんに、日本に住んで21年になる高橋オフェリアさんから出身国フィリピンの紹介をしていただきました。
フィリピンの正装衣装。ドレスはバタフライスリーブという大きな袖が特徴のテルノ。男性用のシャツ(バロン・タガログ)はパイナップルの繊維が使われており、とても手間のかかる作業を重ねて繊維を取り出すのだそうです。透けるほど薄手の生地は繊維が細いために成せる技です。植民地時代に武器を隠せないようにするため、とも言われているそうです。
オフェリアさんの「フィリピンと言えば何ですか?」の問いに、皆さんから真っ先に挙がったのがバナナ。バナナは年3度収穫できるとのことで、収穫時は房を取るのでなく、木ごと切ってしまうと、そこから若芽が出てまた成長するのだそうです!また、バナナの葉は蒸し料理に使うとお料理に良い香りを付けられるそうです。
フィリピンの主食はお米で、オフェリアさんもフィリピンでは3食ご飯でしたが、若い人は少しパンも食べるそうです。また、首都マニラはビルばかりの大都会ですが、少し離れると世界遺産になっている棚田群があり大変美しい景観なのだそうです。
色々なお話を交わすうちに、参加者の中には父親がフィリピンで戦死したり、また現在家族がフィリピンで働いている、毎年旅行に行っている、という方々がいらして、意外にそれぞれフィリピンに縁があることが分かりました。ゆったりと時間の流れる美しいフィリピンにぜひ旅行にいらしてみて下さい、と話されていました。
日 時 : 2月13日(月) 10:00~11:00
会 場 : 千貫石温泉 湯元東館
講 師 : 高橋オフェリアさん(フィリピン出身、奥州市在住)
参加者 : 19名
主 催 : 金ケ崎町社会福祉協議会
共 催 : 当協会
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