国際理解講座(第一小学校)

ヨルダンについて

青年海外協力隊OB 立花優美子さんにより、「ヨルダン」について小学校3年生向けにお話をして頂きました。今、戦争をしているイスラエルのすぐ隣りにあるヨルダンですが、意外と安全であることをまず話されました。ヨルダンには四季があり、2週間ほどの春や、気温45度の夏、秋や冬もあり、雪も降るとのこと。床に座って手で食べる食事スタイルですが、家具や壁面などの調度品が立派で、豪華な家のつくりという、独特な生活環境である事がわかりました。食べ物は日本と違っており、プレートの料理に、子供達は「おいしそう!」、ヨーグルトをかけて食べるご飯に、「えー」っと興味津々で、声を上げて楽しみながら学んでいました。

ヨルダンには王国があり、王族の写真を飾り、国民が王族をとても慕っているそうです。ヨルダン人の顔立ちは、ヨーロッパ系、アフリカ系、アジア系などがあり、遊牧民もいるとの事。宗教は、キリスト教もあるため、豚肉を食べられるが、イスラム教のラマダンや、お祈り、女性の衣服や、男性だけの食事の光景などで、実際立花さんが経験したヨルダンの文化も感じる事ができたそうです。


ヨルダンには温泉もあり、女性が衣服を着て入る事や、イスラム教の教えで、女性は髪を見せてはいけないという理由から、ヒジャブという布を頭に付けたり、アバヤという衣装を身につけたりするとの事。

また、人に親切にしなさいという教えから、ラマダンの時は富める者が貧しいものへ施すとのこと。ヨルダン人の3人に一人が難民だそうで、ヨルダンが多くの難民の受け入れをしていることも知りました。

立花さんは、ヨルダンの人たちはお年寄りや女性にやさしく、家族を大事にしているという感想を持ったそうです。

「海外に行ってみたい人!」と立花さんが聞いたときに、沢山の子供たちの手が挙がったのが印象的な講座となりました。


日 時:令和5年11月10日(金)

     13:45~14:30

会 場:第一小学校

    音楽室 

出席者:生 徒 27名(3年生)

    先 生  2名

    事務局  1名

金ケ崎町国際交流協会(KiFA)

国際交流と国際理解のきっかけ作りをお手伝いする民間団体です