「東ティモールのお話」
講師:小田島成良さん/青年海外協力隊OV
農村開発普及員として、東南アジア諸国等で活動
農村開発普及員として、東南アジア諸国等で活動
金ケ崎小学校では5・6年生の皆さんへ、東ティモールから3週間ほど前帰国されたばかりの小田島さんにお話をしていただきました。
東ティモールは沖縄から赤道を超えてずっと南に行ったところの国。そのため日本と時差はありません。しかも面積や人口は岩手県とほぼ同じなのだそうです!ですが日本よりずっと赤道に近いので、乾季には一滴も雨が降らず、逆に雨季には雨が降り続くという気候だそうです。緑がほとんどない山、家の周りで自活している動物たち、人々の様子などのお話を伺いました。
東ティモールは21世紀初の独立国ですが、それに至るまでのポルトガルによる植民地時代、第二次大戦時の日本による占領、その後のインドネシアによる占領時代という変遷の中で、住民同士の対立や戦闘によっておびただしい数の犠牲者が出たことなど、辛い歴史があることを知りました。しかし独立後の現在は、夜間の外出も危険ではなく、住民も穏やかに暮らしているとのことでした。
( ↑ 戦争で焼かれた家 )
電話や郵便はなく電気も一部で、食べ物も質素という生活を見て、「貧しそう」という感想が出されました。小田島さんは家族や人々が互いに協力し合って暮らしている様子や、世界の4分の1の先進各国が、他の4分の3の国の10倍の消費をしている事実にも触れ、日本での自分の生活を見つめてほしい、そして大人になれば自分で選択して海外に行くこともできるので、世界にも目を向けてほしいと語りかけていました。
日 時 : 11月27日(金)10:40~11:25、11:30~12:15
対 象 : 金ケ崎小学校5年生64名、6年生67名、先生6名 計137名
講師派遣元 : 岩手県青年海外協力協会
主 催 : 金ケ崎町国際交流協会
対 象 : 金ケ崎小学校5年生64名、6年生67名、先生6名 計137名
講師派遣元 : 岩手県青年海外協力協会
主 催 : 金ケ崎町国際交流協会
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